これは主としてホルモンと老化現象本来の影響によるものと言われます。
思春期では、脂腺、汗腺の働きが活発であって、真皮結合織も若々しく血流も盛んです。
ヒフが老化してくると「シワ」、「たるみ」が生じ「つや」がなくなり、うすぎたなく黒ずんできます。
ヒフの機能、新陳代謝は全般にげんじゃくしていて、表皮、真皮は委縮します。
結合織とくに弾力線維は変性し、中でも日光に照射される顔では著名な変性エラストージス(弾力線維の退行変性)をきたし、毛細血管は拡張すると言われています。
シワのできるしくみ
(1)ヒフがうすくなる
(2)ヒフの弾力が衰える
(3)ヒフの表面が乾燥する
(4)ヒフの水分が少なくなる
ヒフの衰えを早める原因
1.紫外線
2.風雨、寒冷
3.誤ったお手入れのしかた
4.ヒフ表面の汚れ
5.ヒフの血液循環が悪いとき
6.ヒフの栄養が不十分なとき
老化を少しでも遅らせるために
1.美顔教室では正しいお手入れ方法をマスターしてヒフの細胞、特に真皮の線維芽細胞に活力を与えましょう。
2.保護する化粧や日ヤケ止めを塗って、できるだけ紫外線からヒフをまもりましょう。
3.正しい手の使い方で、ヒフを押さえたりこすったりしないようにしましょう。
4.正しい手の使い方で網目の化粧ができると、汗や皮脂を抑え込まず、一日中軽くて気持ちよく過ごせます。また、網目の大きさを変えることで乾燥にも注意し、お肌に適したお手入れをしましょう。
5.食事は栄養のバランスのとれたものにしましょう。また、規則正しい生活をし、ヒフのターンオーバーを整えましょう。
6.新陳代謝を活発にし、血液循環をよくするため、適度な運動をしましょう。
7.精神的な不安はヒフに影響してきます。ストレスをため過ぎないようにしましょう。