大人のニキビの原因
【ストレス】
近年、大人のニキビ(20代後半から30代にかけて)に悩む人が増えてきました。
これは皮脂の排出が多すぎるだけではなく、ストレスや睡眠不足、紫外線、お化粧などいろいろな原因が考えられています。
特に現代社会ではさまざまなストレスを受けることが多く、これがニキビを発症させたり、すでにあるニキビを悪化させたりすることがあります。特に大人のニキビあるいはアダルトニキビと呼ばれているあごのライン(輪郭)から首の部分に頑固なニキビができる人がいますが、このような人は精神的ストレスがかなりの悪影響を及ぼすようです。
【不規則な生活習慣】
胃腸や肝臓は食べ物から栄養を吸収して貯えたり、解毒したり様々な働きをする臓器ですが、不規則な生活習慣によってこれらの働きを悪くし、ニキビの間接的・直接的原因となることがあります。
特に胃腸の働きが悪くなると消化機能が低下し、お肌のハリや潤いがなくなってきます。便秘の場合は腸内に食べ物が長くとどまるため、そこで異常発酵が起こり有害物質ができるので血液を介してニキビを悪化させたりすることがあります。
【紫外線】
紫外線にあたると活性酸素ができます。この活性酸素は皮脂を酸化させ周囲の細胞を傷つけます。さらにニキビができるのを促進したり、すでにあるニキビの炎症を引き起こす悪化因子となります。
【化粧品】
ファンデーション類は毛穴に入り込みやすく皮脂を内部にためやすくなるため、面皰(めんぽう)をつくる原因となることがあります。マッサージクリームなどの油性のクリーム類でマッサージを行うとそれが原因となってニキビの悪化につながることがあります。洗顔は皮脂を落としすぎないよう適切なクレンジングが大切。
スクラブ洗顔やブラシ洗顔も摩擦による刺激でニキビや色素沈着ができる原因の一つになりますから注意が必要です。
この他にもニキビができる原因はたくさんあります。
日常気をつけたいこと
1.ニキビを発生させたり、悪化させる食べ物はひかえましょう。
おもち、せんべい、ナッツ類、生クリームたっぷりのケーキなどは必ず控えるよう注意します。
2.手、指でニキビをいじらないようにしましょう。
指先はバイ菌の巣です。ニキビに無意識に手がいかないよう気をつけましょう。
3.ヒフを押さえたりこすったりしないようにしましょう。
ヒフに刺激を与えたりするとニキビの悪化原因になったりします。
4.浴槽のお湯で絶対に顔を洗わないこと。
浴槽には必ずお尻がつかりますから、ニキビを化膿させたり悪化させないためにも、浴槽のお湯では絶対に顔を洗わないようにしましょう。また、背中や胸などのニキビをゴシゴシ洗うのも禁物です。
5.顔を拭くタオルはいつも清潔に。
体を洗ったタオルでニキビのある顔を拭かないでください。
6.夜更かしは避けて規則正しい生活を。
ヒフのターンオーバー(新陳代謝)は夜中に起こります。ターンオーバーが乱れると肌アレが起こるばかりでなくニキビもできやすくなります。一日4時間以上の熟睡が大切です。
7.前髪が顔にかからないようにしましょう。
8.食べすぎ、便秘に注意。
9.ストレスを避け、リラックスした生活を送りましょう。