角質層の水分量が低下すると…
?肌アレができやすい・肌がカサつく・つっぱる
正常な角質層はしなやかさとなめらかさを合わせもちます。
角質層の水分量が低下するとヒフはしなやかさやなめらかさを失い、カサついたり、つっぱったりします。
乾燥したヒフの伸び縮みに対応できず剥離して肌アレをつくります。
?化粧のノリがわるい
化粧のノリを決める大きな要因に肌の肌理(きめ)があります。
肌理が整っていると化粧のノリが良くなります。
角質細胞が水分で十分満たされていると肌理がふっくらし、整います。
ところが角質層の水分が不足すると、肌理がしぼんで、不揃いになり、化粧のノリも悪くなります。
?シワやシミが目立つ
表皮性のシワは角質層の乾燥によりひき起こされます。
角質層の水分低下を、そのまま放っておくと表皮に弾力がなくなり、表情の変化によってできた細かいシワが定着します。
これは年齢に関係なく、目や口の周りなどヒフが薄くよく動く部分に現れやすいです。
肌アレ等を繰り返していると基底層にあるメラノサイトが活性化して、メラニン色素をつくり続け、シミのできる原因となります。
?ニキビができやすい
ニキビは脂性肌の方だけの悩みではありません。
ニキビの原因は毛穴のつまりです。
乾燥肌の方は皮脂の排出が少なく、皮脂膜がしっかりと作れません。
皮脂膜が不十分だと、外部からの刺激に対しても弱くなります。
また、角質層の水分量が大量に蒸発して角質が硬くなり細くなった毛穴はほんの少しの皮脂でもつまってしまい、ニキビの原因になります。
?お肌が敏感
角質層の水分含量が低下して乾燥したヒフは、バリア機能が低下し、外界からの有害物質の影響をうけやすくなります。
バリア機能が低下するとお肌はますます敏感になってしまいます。